パスポートとビザの取り方

ビザの申請

 

ビザ(査証)の発行の流れを説明しましょう。ビザは外国人が入国する前に行われるものですから、その発行は原則として大使館・領事館などの在外公館で行われます。

 

これは一部の国は除きますが、旅行対象国が世界中に持つ全ての在外公館において受給が可能です。ただし遠く離れた国にある在外公館よりも旅行者の交流者数が多い隣国にある在外公館の方が、やはり発行日数は短くなることが多く、発行手数料も安くなっているようです。従って旅行中に、隣国の在外公館を訪れて受給する方法もあるわけです。

 

中には、国境や空港の入国審査所での即時発行が可能な国もありますが、即時発行できる地点が限られていることが多いので、事前の確認が必要です。

 

又、国によっては、旅行者の居住国あるいは国籍国の在外公館でのみビザを発行する国もあるので、そういった点は旅行代理店で確認した方がいいでしょう。

 

ビザは滞在目的に応じて審査基準が異なるものです。観光や短期滞在目的ならば比較的発行されやすいのですが、就学、就労、長期滞在目的での申請ともなると、その国の対象地域での受け入れ保証として入学許可や、雇用企業の招聘状などがなければ発行は困難となります。

 

こうした背景には、外国人労働者の導入は、内国雇用問題に影響を与えるという考えが存在しています。ビザの発行には手数料が必要で、金額は発行国や査証の種類によって異なりますから、これも留意しておいてください。