パスポートとビザの取り方

パスポートの種類

 

パスポートの種類は3種類あると前述しましたが、私達が一般的に使うパスポートには、有効期間が5年用(紺色)と10年用(赤色)の2種類があります。

 

成人者はどちらでも選択できますが、未成年者は5年用しか取得できません。その理由は、未成年者は成長に伴って容貌の変動が大きいとされているからです。

 

現在日本では、期限内なら何度でも出帰国ができる数次旅券が原則となっており、渡航先は通常は全ての国と地域となっていますが、犯罪を行ったり、検察庁から公訴を提起されている場合などについては、行き先や有効期限が制限されたパスポートを交付されたり、申請自体を却下されることもあります。

 

公用旅券 (OFFICIAL PASSPORT)は、国会議員や一般の公務員、公的機関の職員が公務のために外国へ渡航する時に交付される緑色の表紙のパスポートです。一般旅券とは内容も異なり、身分証欄には名義人の官職名や所属機関の命による旅行目的が記載されています。
「注意」の欄に旅券法違反時の罰則についての説明書きが無いのも一般と異なります。外交旅券(DIPLOMATIC PASSPORT)は、皇族、外交官や大臣等の政府高官が公務で渡航する場合に交付される特別なものですが、もっと特別なのは天皇と皇后で、国際慣習上国家元首という位置づけになっているので旅券は必要ありません。